生活保護バッシング その2
少し「生活保護受給者バッシング」に付いて考えてみました。
こうしたキャンペーンをやるマスメディアの記事を書く記者、編集者なども一介の労働者。
もし自分が病気や、家族の不幸で会社を退職せざるを得ない状況に追い込まれた時の事を考えた事があるのだろうか?
労働者は会社に雇われ働いて賃金を得る意外に生活費を得る事は出来無い「はず」だが!
その辺りをシュミレーションしてみた。
労働者は簡単にはギブアップはしない?・・・・と思い込んでいる!
普段何気なく生活している場合。身内の力に縋ったり、「漠然」と世間の援助を期待している。
ところが世間の援助が期待できないことが身に染みて判ると、初めて世間の冷たさを実感する。
大手新聞記者A記者が難治性の病に掛かったとする。ごく普通のサラリーマンだ!
例えば正社員の場合、病気欠勤で長期療養などの必要が有る病気で、2年位は医療保険で何とか給料の6割の保証が有るがそれ以降になると会社を退職させられ健康保険組合から排除される。
さてそれ以降が問題。
まして派遣社員などの弱い立場の人はもっと早くあっけなく深刻な状況に行き着く。
簡単に再就職先など見つからないし、まして病気では再就職は無理!
標準的家族とすれば、子供二人と妻(この場合妻が働かざるを得ないが・・・・・)
今まで年収が700万円近く有ったが、それに比較して妻のパート収入などたかが知れている。
A記者の給料。本給の6割と預金を取り崩しで何とか生活できたが2年も続くと預金も尽きる!
収入の当てが無くなっても入退院を繰り返すA記者の病気は回復しない。
医療費は相変わらず掛かる、今度は国民健康保険の世話になるはずだ。
蓄えも無くなったし子供二人に掛かる経費も大変だ。
住宅ローンも重くのしかかる。
妻は余りの過酷な激変にその内、精神的に不安定になり働けなくなる。
離婚の話も出るかも知れない。
収入の道は途絶える。
身内に借金をお願いする。
それも2~3回が限度だ。
あらゆる身内に借金をしまくった。
友人にも借金をする、それにも限度が有る!
さ~どうする!
銀行に借金をしようとしても病気を持ち、無職では無理。
サラ金の怖さは判るのでそれも出来無い。
今まで生活保護費は「税金泥棒、無駄遣い」と非難してきたが。。。。
生活保護に頼らないとなると、盗みを働くか詐欺を働くか「法」を破ってお金を得るしか無い!
一瞬「元新聞記者生活困窮から盗みを働く」という新聞記事が目に浮かぶ!
で、生活保護申請をせざるを得ないと悟る。
ところが役所へ行ったが、なんだかんだと理由を付けられ受け付けてさえ貰えない。
やむなく民生委員にお願いして、漸く窓口で話を聞いて貰った。
働けと強引に言われる。何とか見た目は異常が無いが、病気で働けないのに。
世間がうるさく役所も生活保護費を出来るだけ支出しない方向だ。
「家」という財産が未だ残っている当然役所はそれを見逃さない。
財産を全て処分せよと言われる。
又、身内が援助をすべきと散々言われる。
自助努力と自己責任論を散々聞かされる。
・・・・・・でも今まで身内に散々迷惑を掛けていてこれ以上頼めるだろうか?
又、さんざん人間性を否定されるような説教をされて・・・・・・
精神的にボロボロになる!
でも子供達を食べさせなければならないし妻の面倒も見なければならない。
家や家財道具など「金」に成る物を売り払う。
どんどん追い詰められる。
アパートに移って数ヶ月、「家」を売り払ったが借金を返済したりして残った金額など僅かだ。
こうなると転落は早い。
一度転落すると這い上がるのは、著しく困難を極める。
全く空想的な話では無いと思う。
生活保護受給者バッシングしている人は自分がスーパーマンとでも思っているのかな?
勿論財産が有り余っている人は例外、どんな場合でも例外は存在する。
その例外を全体に当てはめる事自体ナンセンスだ。
【J-Blue】
[編集部より]
記事へのご意見ご感想をコメント欄にお寄せ下さい。このエントリはmixiの「鍋党コミュ」のJ-Blueさんの投稿です。
当Nabe Party では mixi「鍋党コミュ」ないで税政に関するさまざまな議論を活発に行っております。その成果結果(OUTPUT)を当ブログに掲載しています。ぜひあなたもmixi「鍋党コミュ」に参加して、一緒に議論に参加してみませんか?小さな政府論はおかしいと思う人は、ぜひご参加ください。そして現在の「強者への逆再分配税制」を改めていきませんか?お待ちしております。
こうしたキャンペーンをやるマスメディアの記事を書く記者、編集者なども一介の労働者。
もし自分が病気や、家族の不幸で会社を退職せざるを得ない状況に追い込まれた時の事を考えた事があるのだろうか?
労働者は会社に雇われ働いて賃金を得る意外に生活費を得る事は出来無い「はず」だが!
その辺りをシュミレーションしてみた。
労働者は簡単にはギブアップはしない?・・・・と思い込んでいる!
普段何気なく生活している場合。身内の力に縋ったり、「漠然」と世間の援助を期待している。
ところが世間の援助が期待できないことが身に染みて判ると、初めて世間の冷たさを実感する。
大手新聞記者A記者が難治性の病に掛かったとする。ごく普通のサラリーマンだ!
例えば正社員の場合、病気欠勤で長期療養などの必要が有る病気で、2年位は医療保険で何とか給料の6割の保証が有るがそれ以降になると会社を退職させられ健康保険組合から排除される。
さてそれ以降が問題。
まして派遣社員などの弱い立場の人はもっと早くあっけなく深刻な状況に行き着く。
簡単に再就職先など見つからないし、まして病気では再就職は無理!
標準的家族とすれば、子供二人と妻(この場合妻が働かざるを得ないが・・・・・)
今まで年収が700万円近く有ったが、それに比較して妻のパート収入などたかが知れている。
A記者の給料。本給の6割と預金を取り崩しで何とか生活できたが2年も続くと預金も尽きる!
収入の当てが無くなっても入退院を繰り返すA記者の病気は回復しない。
医療費は相変わらず掛かる、今度は国民健康保険の世話になるはずだ。
蓄えも無くなったし子供二人に掛かる経費も大変だ。
住宅ローンも重くのしかかる。
妻は余りの過酷な激変にその内、精神的に不安定になり働けなくなる。
離婚の話も出るかも知れない。
収入の道は途絶える。
身内に借金をお願いする。
それも2~3回が限度だ。
あらゆる身内に借金をしまくった。
友人にも借金をする、それにも限度が有る!
さ~どうする!
銀行に借金をしようとしても病気を持ち、無職では無理。
サラ金の怖さは判るのでそれも出来無い。
今まで生活保護費は「税金泥棒、無駄遣い」と非難してきたが。。。。
生活保護に頼らないとなると、盗みを働くか詐欺を働くか「法」を破ってお金を得るしか無い!
一瞬「元新聞記者生活困窮から盗みを働く」という新聞記事が目に浮かぶ!
で、生活保護申請をせざるを得ないと悟る。
ところが役所へ行ったが、なんだかんだと理由を付けられ受け付けてさえ貰えない。
やむなく民生委員にお願いして、漸く窓口で話を聞いて貰った。
働けと強引に言われる。何とか見た目は異常が無いが、病気で働けないのに。
世間がうるさく役所も生活保護費を出来るだけ支出しない方向だ。
「家」という財産が未だ残っている当然役所はそれを見逃さない。
財産を全て処分せよと言われる。
又、身内が援助をすべきと散々言われる。
自助努力と自己責任論を散々聞かされる。
・・・・・・でも今まで身内に散々迷惑を掛けていてこれ以上頼めるだろうか?
又、さんざん人間性を否定されるような説教をされて・・・・・・
精神的にボロボロになる!
でも子供達を食べさせなければならないし妻の面倒も見なければならない。
家や家財道具など「金」に成る物を売り払う。
どんどん追い詰められる。
アパートに移って数ヶ月、「家」を売り払ったが借金を返済したりして残った金額など僅かだ。
こうなると転落は早い。
一度転落すると這い上がるのは、著しく困難を極める。
全く空想的な話では無いと思う。
生活保護受給者バッシングしている人は自分がスーパーマンとでも思っているのかな?
勿論財産が有り余っている人は例外、どんな場合でも例外は存在する。
その例外を全体に当てはめる事自体ナンセンスだ。
【J-Blue】
[編集部より]
記事へのご意見ご感想をコメント欄にお寄せ下さい。このエントリはmixiの「鍋党コミュ」のJ-Blueさんの投稿です。
当Nabe Party では mixi「鍋党コミュ」ないで税政に関するさまざまな議論を活発に行っております。その成果結果(OUTPUT)を当ブログに掲載しています。ぜひあなたもmixi「鍋党コミュ」に参加して、一緒に議論に参加してみませんか?小さな政府論はおかしいと思う人は、ぜひご参加ください。そして現在の「強者への逆再分配税制」を改めていきませんか?お待ちしております。
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