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金融取引税(FXをやっている人は見ないでください)

ニュースでは地味な取り扱いなのだが「金融取引税」というのをフランスやドイツで導入しようする動きがある。最近のニュースを探したら以下のものが見つかった。

デリバティブ含むあらゆる証券を対象に=仏経済相
2012年 01月 10日 18:16 JST


[パリ 10日 ロイター] フランスのバロワン経済・財政・産業相は10日、導入を目指している金融取引税(トービン税)について、株式だけでなく、債券やデリバティブを含むあらゆる証券を対象としたい、との考えを示した。

 一方、仏ルモンド紙は9日、匿名の閣僚の話として、金融取引税は2008年に撤廃した株式取引税の再導入に限定される見通しだと伝えていた。

 それに対しバロワン経済相は、国内テレビに対し「株式、債券、デリバティブなど幅広い商圏を対象としたい」とした上で、「われわれはドイツとともに導入したいと考えている。可能であれば欧州連合(EU)レベル、さもなければユーロ圏レベルで、可能な限り速やかに導入したい。つまり、2012年のうちだ」と語った。

 同相はまた、法案は2月に準備できるだろう、と明らかにした。



この「金融取引税」というのは、国家間の金融取引に低率の税金を課すことで、投機的な資金移動を抑制しようというもの。別名「トービン税」とあり、もともとはノーベル経済学賞を受賞したジェームス・トービンという人が1970年代に提唱したことによるものだそうだ。
現在では、トービン税にたいして、投機的取引を抑制する役割だけでなく、途上国の累積債務や貧困、環境破壊などの問題の解決をはかるための資金源としての役割が期待されているのだそうだ( 詳しくはこちらを参照 「トービン税」ってなに?)。

では、たとえば外国為替の取引額がどのくらいあるかを見てみよう。

世界での取引規模

国際決済銀行(BIS)は、2010年4月の1日当たりの外国為替の取引額の統計を公表している[1]。国別では、1日当たりの為替取引が最も大きかったのはイギリスであり、1兆8536億ドルと世界の36.7%を占めており、首都ロンドンが世界の為替取引をリードしていると言える。通貨別の外国為替世界シェアでは現在もアメリカドルが圧倒的な取引量を誇っている。上位10ヶ国は以下の通りである。

国別の1日当たり外国為替取引額 (2010年4月)
順位  国     億   ドル世界シェア
1.   イギリス  18,536  36.7%
2.   アメリカ   9,044  17.9%
3.   日本     3,123  6.2%
(詳細はリンク先参照)



この上位3カ国で30,703億ドルも外国為替取引がある。たった一日でこんなにお金が動いているなんて、ぜんぜん知らなかったからかなりびっくりだ。
これだけの額のお金なので、非常に低い税率でもかなりな税収が見込めるようだ。

金融取引税: 金融部門に相応の負担を課す

欧州委員会は本日、欧州連合(EU)の加盟27カ国で金融取引税を導入する法案を提出した。取引に関わる機関のうち少なくとも1機関がEU域内に拠点を置いている場合課税対象となり、株と債券の取引については0.1%、デリバティブ(金融派生商品)取引には0.01%の税率が課せられる。これにより、年間約570億ユーロの税収が見込まれる。



つまりは、低率なので一年に一回しか取引しないような投資にはほとんど影響しない。しかし、投機目的であれば、取引は頻繁に行われるので、そのつど税金は払うことになる。

今現在の(日本の)課税方法は

外国為替証拠金取引
課税方法


外国為替証拠金取引(FX)は取引方法により2種類の課税方法に分かれる。なお、その他の外国為替取引では、為替差益に対する課税は外貨預金の場合は雑所得(総合課税)、外貨MMFの場合は非課税となり、利子に対する課税は外貨預金・外貨MMFとも利子所得(所得税・住民税合わせて20%の源泉分離課税)となる



となっており、利子に対する課税については20%の分離課税である。
いまの所得最高税率が昔よりもだいぶ低くなったといっても40%ある。
しかし、パソコンに向かって為替でもうけたお金にかかる税金が20%というのは、「マネーゲームを楽しんでください!」と言っている様なものだ。こんなことしている人たちがたくさんいるから、世の中不安定になる。こっちはFXなどやらないから迷惑としか言いようがない。
こういう人たちはガンジーの「労働なき富」の大罪って言葉を知らないんだと思う。
だいたいこういう投機をしている人たちは何も生産してないではないか?

「お金が人間を支配する社会」では人類の発展は望めないし、それでは本末転倒。
お金はみんなを豊かにするように使われるべきであり、すくなくとも人は生まれたときは平等にチャンスを与えられるべきであろう。それには親が裕福でバカ息子がカジノで遊んで莫大な損失を出すような今の社会は間違っている。富の再分配によって、誰もが自分の才能の芽を出すための環境を与えられるべきだ。そうした環境が与えられずに、個人の才能の芽が摘まれてしまうことの方が、人類の発展にとっては大きな損失なのだから。

【Takky@UC】

[編集部より]
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テーマ : 税金
ジャンル : 政治・経済

■ Comment

No title

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

地球に住んでること忘れてないですか?

デリバティブが暴走した理由は豊かさにラチェット効果があるためである。諸行無常を受け入れられないわがままな多くの人間が、想像を超えるスピードで「自然死」時間の壁を越え、地球にとってのがん細胞のようになっている。
社会福祉国家の代表であるスウェーデンですら定年の年齢引き上げに関する話が国のトップから出てくる時代なのだ。これは国が社会システムを変えれば済む問題ではない。
エネルギーと食糧に関する劇的なイノベーションが起こるまでは、均衡した平等な発展を諦めてその国独自の生活様式に戻り、最低限の淘汰で済むよう皆が我慢をするしかない。

目先の解決策はない

うちの家族も財テクを少しやっていますし、僕自身も財テクのコツを会社で学んでます。
(大まかに言うと、広く薄く投資するらしい)

ともあれ、トーピン税は導入したほうがいいかもしれません。

No title

トービン税には、私も賛成です。
不労所得課税だけでなく、短期的な投機目的のマネー流動を抑えて景気の過剰な不安定を無くす意味もあります。

また証券等の取引利益に対する、分離課税(20%)という優遇課税制度反対にも同意します。
こんな事をやっているから、高額所得者の実効税率が下がるのです。

いっその事、株式の発行による資本調達は、国民に均等に配ったクーポンと交換でしか出来ない様な、市場社会主義でも展望したい所ですが、これは少し・・・先走りしすぎですかね?(笑)
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